Minolta TC-1





 結婚をすることになって、いわゆる「結納のお返し」がなにがいいか、ということになった。で、これから子供ができたりいろいろあるだろうから、カメラがよいではないかと思い、ワガママを言ってカメラを買っていただいたのであった。
 で、どんなのがいいだろうか、と考えた。

1.きれいに写ること
  一生の思い出を撮ったりするのだ。きっちり写ってくれなくては困る。

2.一生使えること
  壊れにくいことも大事だが、壊れても修理できること。50年後も、だ。
  高級品ならたぶん大丈夫だろう、と思う。

3.そこそこの値段であること
  「結納の品」という立場上、高すぎても安すぎても具合が悪い。

4.できるだけコンパクトで操作が難しくないこと。
  旅行にも持ち歩くしね。

 以上より、
 ・Minolta TC-1
 ・Ricoh GR-1
 ・Contax T2
 ・Contax TVS
 ・Contax Tix
 といったところが候補にあがったのだが、レンズの画角だとか写りとか本体の大きさ、デザインを考慮して、このカメラとなったのである。

・よいところ

 小さい、軽い。1眼レフ持ち歩くのって、やだもん。

 かっちょいい

 APSじゃないんだぞ。やっぱりフィルム小さいと画質落ちるもんね。

 スポット測光もできるんだぞ、って、あんまり使わないけど。

 広角28mm。ズームなんざいらない。小さいレンズでズームってのはやっぱり無理がある。

 写りはさすが。

 AFはもちろん、MFもできる。セルフタイマー時など便利

 シャッタースピード、絞り、距離がちゃんとわかる。全部オートだから表示しなくてもよいわけではないぞ


・いまひとつなところ

 周辺部の光量落ちがある、が、これはこれでいい味。

 ストロボのON、OFFが自動でできない。その辺は撮影者に任せる、というのもわかるが、オートにもできていいんじゃないだろうか。

 絞りは自分で決めなきゃならない。これは機構上しょうがないんだろうな。要するに、一般のコンパクトカメラのように、完全なフルオートではないので、他人が使うときにはちょっと困るわけだ。

 あまりに小さいので、ちょっと持ちにくい。ま、これは慣れの問題だ。

 あんまり高級だと思われない。

 F2.8ぐらいは欲しかったなぁ。その点でGR-1も捨てがたかったのだが、デザインがなぁ。




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